今月のカナ(3歳2ヶ月〜3歳3ヶ月)
2000年12月


グーフィーマニアは世の中に多けれど(そうでもない?)、齢二歳にしてグーフィーに出会い、
今やディープなグーフィーマニアに育ったカナの、今月(正確には前月)の行動を見てみましょう。



ダンボの気持ち



 いきなり年末に私ことカナのママは入院してしまいました。
 夜中に入院して翌日手術。今月は、朝、目が覚めたら、ママがいなくなっていたカナの気持ちです。

 みなさん、「ダンボ」を知っていますか?
 あの、大きな耳で空を飛ぶ子象です。
 でも案外、見たこと無い方は多いのでは。

 ダンボはサーカスで生まれます(正確にはコウノトリが象のジャンボの元に運んできます)。
 初めはなんて可愛い子象かしら、ともてはやした象仲間たちは、ダンボの耳が異常に大きいのを知ると、とたんに仲間はずれにしていじめます(異形のものに対する差別)。そして、サーカス小屋に来た悪戯子供たちがダンボをからかって、耳を引っ張ったりしたから、さあ大変、ママのジャンボはダンボをかばって大暴れ。とんできた団長は、ジャンボをマッド・エレファントとして檻につないでしまいます。

 ダンボは、生まれたての子象にして、唯一の庇護者である母を失い、孤独な生活を強いられることになるのです。


 カナは気に入ったビデオは、子供の例に漏れず何度も借りてきます。ダンボも三回借りました。最初はパパが字幕スーパーを借りてきてしまったのですが、字が読めなくても楽しめたようです。思えばダンボ自身、一度もしゃべらないですしね。
 ママの入院中、後半、カナは妹のレナと二人で三日間、ママの実家にお世話になることになりました。そのとき、借りてきて持っていったビデオの中に、ダンボもありました。
 お見舞いに来てくれたカナは、なんだか借りてきた猫みたいに心細げで、パパ曰く、「ママと離されてダンボの気持ちだったんだよ」

 するとわたしゃ、マッド・エレファントかい?


 ダンボはネズミのティモシーという友人を得て、最後に自分の力で空を飛びます。
 カナは「ママ、まだカナと一緒に帰れないの?」と聞きます。


 去年の今頃も、レナの出産でママは一週間、家にいなかったけど、三歳になると、もっといろいろなことが判るから、ずっとずっと大変だったよね。ママはもう、どこへも行かないからね。

 来月に続く…




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