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親子ダイビング紀行



ダイビングクルーズ 6



 ブリーフィングでYさんが『ここはボミーが途中から二つに分かれているからそのまま1周してもいいし、8の字書くように1周してもいいですよ。どっちにしても迷うことはないから』 とのお言葉。
 『よかった! それならコンパスに掛かりっきりにならなくていいから写真もユックリ撮れるし、ふろく?(ひどい言葉)が付いてきてもそんなに気にしなくていいし』 と準備を始める。
 みんなが順次潜行を始めている中、波を見て息子が 『母さんもし一気に入れるなら先に潜行したら? 水面でまっていたら波をかぶってまた心臓がバクバクして絶対潜れなくなるよ!』 と言う。
 本当なら4人でOK確認をして一緒に潜行した方がいいんだけど、確かに息子の言うとおりだと思い、ブイの下で待っているからといって先に潜行。
 海底で待っているとまもなく3人が来たのでボミーの周りをゆっくり廻った。 

 でも、ケアンズに近づいてくると徐々に透明度も悪くなってくるのが残念!
 コッドホール辺りでは20から25mあったのが今日は15mあるかないか。
 そういえば以前ショップの人に『GBRに行くなら北から南に潜るコースではなく、南から北へ行くコースにしたほうがいい』と言われた。
 そのほうがだんだん海がきれいになってくるからダイビングも楽しいそうだ。
 すごーくよくわかる。
 でも反対のコースは日程が合わなかったから仕方ない。


 さてダイビング終了後お昼まではみんな休憩。
 昼食後は次の航海のために部屋を整えるからもうベッドで寝ることはできない。
 さすがに疲れていたのか1時間ほど熟睡した。
 昼食はこのクルーズ最後のお食事。メニューはラザニアが3種類、付け合せの野菜と『豆腐の味噌汁』
 どうせならラザニアとではなく夕食のご飯のあるときに出してくれたらもっとうれしいのに。
 でも日本人スタッフが作ったのかどうかはわからないけど、去年ポートダグラスの日本食レストラン『在』で飲んだ味噌汁より美味しかった!
 得した気分!
 ラザニアは美味しかったので白ワインを飲みながらお替りしてしまった。
 でも下船後モスマンまで運転しなくてはならないのでワインは1杯だけ。・・・のはずが2杯だけ。

 昼食後みんな甲板やラウンジでそれぞれ休憩。
 アルコールも入っているし、私もしっかりソファーを確保して寝た。
 2時間ほど眠ったらしい。起きて甲板に出るとケアンズの港が見えてきた。
 もうすぐ陸地だ!
 思ったより船酔いもせずに終わってよかった。
 今夜はケアンズのレストランの一つでお疲れパーティーがあるらしいがモスマンまで行かなくてはならない私たちは残念ながら欠席。
 聞くと他の3人の日本人は3人だけで食事を取るそうだ。
 まあワーホリのAさん以外は英語はダメみたいだから何となく分かる気がする。


 そして帰港。
 大地に足を下ろすと息子に『何かほっとするね』 と言うと息子も素直にうなずいた。
 やっぱり陸地はいいなー!
 でもまたいつかクルーズにも行ってみたい気がするけど、私にもまだチャンスはあるのかな?


ケープトレビュレーション 1へ続く・・・

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