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** ケアンズと森とビーチの休日 **

5.八号室




 




 子どもたちにラッシュガードを着せたのは正解だったのか失敗だったのか。
 寒くならないのを良いことに、何時まで経っても上がってこない。
 パパがちょっとちょっとと私のことを呼んだ。
 「隣の8号室、鍵が開いているから見てきてご覧よ。一昨年とずいぶん変わっているよ」
 8号室は三日前、シドニーに行く日本人一家がチェックアウトしてから空き室になっている。
 どれどれと見に行くと、確かにリビングのソファーやダイニングセットが籐を編んだようなものに変わっているし、ブルーやグリーンのコーラルカラーで統一されていたファブリックも臙脂や茶色のアジアを意識したものに変わっていた。
 スウィングチェアーがセカンドバルコニーからメインバルコニーに移されているのは知っていたが、前にスウィングチェアーが設置されていたセカンドバルコニーには代わりに円形のソファーが置かれていた。
 後でレナにも見せたら、8号室の方が今回私たちが泊まっている9号室より豪華でずるいと言い出した。
 レナにとっては8号室のベッドルームのクッションがレースで縁取りされていたことが許せなかったらしい。
 私は9号室の方が眺めが良くて好きなんだけどな。


ちなみに私たちが泊まった二年前の内装はこんな感じ → ブランコのある部屋





9-6クロコダイル・スポッティングを諦めてへ続く


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