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** ケアンズと森とビーチの休日 **

25.サンダルなんていらない




 




 ここでひとつ困ったことに気が付いた。
 日本からサンダルを持ってこなかった。
 バードウォッチングに行ったりウォーキングトラックを歩いたりするときのことを考えて、運動靴は履いてきた。GBRクルーズに行ったりシュノーケルしたりするときのことを考えて、水はけの良い素材でできたマリンシューズも持ってきた。
 あとは、普段、町やビーチを歩くときに使うサンダルだけ。
 歩きやすくてもウォーキングサンダルみたいなのじゃ雰囲気でないし、デザインに凝ったサンダルだと歩きにくいし、ビーチサンダルだとお洒落したいときにさまにならないし・・・悩んだ末、結局スーツケースにしまうこと自体を失念してしまった。
 今ここで、ビーチやプールサイドにはいて出る靴がない。マリンシューズはフリーマーケットで200円でゲットしたしろものなので見た目が既にぼろっちく、サイズがぴったりすぎて窮屈なのでできれば普段遣いにはしたくないのだ。
 ・・・。
 そうか、悩むことはない。
 裸足で行こう。
 ここはオーストラリア。ロラリーだって裸足だったじゃない。






 私はビーチに出て写真を撮りまくり、子どもたちは早速水着に着替えてプールに繰り出した。
 ほぼ一日車に揺られっぱなしで、すっかり飽き飽きしていたらしい。
 パパがプールの水に触って、意外と温かいからGOサインを出した。
 もう夕方で日差しが弱くなっている。
 プールのある辺りは既に影になっている。
 でも二人は気にしなかった。水着になって慣れ親しんだプールに駆けていき、ぼっちゃんと飛び込んだ。
 このプールはかなり深くて水深1メートルから1.8メートルぐらいある。
 カナもレナも25mは余裕で泳げるので怖がらない。ビート板やヌードルといった浮き具も用意されているのでそれで遊んでいた。






4-26プールの中の四つの勢力圏へ続く


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