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** ケアンズと森とビーチの休日 **

10.液体の機内持ち込みとセキュリティチェック




 

液体は全て小分けにしてファスナーつき透明ビニール袋に入れなくてはならない
ちなみに成田空港よりも帰路のケアンズ空港の方がより綿密で親切(?)だった。女性は特に口紅、マスカラに注意



 次はセキュリティチェック。
 実は2006年8月のロンドンでの飛行機爆破テロ未遂事件以来、液体物の手荷物持ち込みが厳しくなっている。
 去年からUSA方面は口紅一本すら持ち込めないらしいと自分の掲示板でも話題になっていたが、つい一ヶ月前から他の航空会社でも同様の手続きをとらなくてはならないことになった。
 具体的には液体、ジェル、クリーム状のもの、エアゾールなどは100ml以内の容器に個別に分けた上で、縦横の合計が40センチ以内のファスナーのついた透明な袋(ジップロックなど)に入れて、他の荷物とは分けて見せなくてはならない。
 なお、透明な袋の携帯は一人あたりひとつまで。
 私の場合は日焼け止め、口紅などの化粧品、使い捨てのコンタクトレンズなどを自宅からジップロックに入れて持ってきていた。
 空港で袋ぐらい用意してあるかと軽く考えていたが、どうやらこれは各自で用意するのが基本らしく、きちんと準備をしてきて良かったと思った。
 しかし口紅まで液体扱いなんだね。流石にボールペンのインクまでは文句を言わないんだろうか?
 とにかく持ってきたジップロックは他の手荷物同様すんなりと通過し、私たちは出国審査も終えて、プレイルームのあるサテライトに辿り着いた。
 これでひと安心だ。

成田空港のサテライトにあるプレイルーム



 カナもレナもプレイルームのことは覚えていて、もうあそこで遊ぶのは嫌だと言いだした。
 そりゃあそうだろう。
 背丈ぐらいしかないプラスチックの滑り台とか、ワニの形をした木馬だとか、流石に小学校四年生にもなってやる気もないだろう。
 「でもあそこには確かテレビゲームもあったよ」
 「テレビゲーム?」
 うちにはテレビゲームがないので、うちの子どもたちはテレビゲームがなんたるかを知らない。まあ知らなくていいものなんだけど。
 「DSの大きいやつみたいなのよ」
 ポータブルゲーム機のニンテンドーDSだって去年の9月までは買わなかった。
 買ったおかげで今はすっかりDSに支配されてしまって、今回の旅行にも持参する羽目になったが。

 この時間、プレイルームに残っているのはオーストラリア行きの便を待つ家族連ればかりだった。
 シーズンオフには国際色豊かなここも、ゴールデンウィークが近いので日本人しか見あたらない。
 三世代の家族連れが多く、また子供は幼稚園児ぐらいの子どもたちばかりだった。まあそりゃそうだよね、学校はまだ平日だし。反省。
 テレビゲーム機は入り口横に二台設置してあり、お友達と交替で使いましょうと注意書きが張ってある。
 左側のゲーム機は男の子が使っていたので右側のゲーム機の前にカナとレナを座らせた。
 空いている右のゲーム機にセットされているのはカーレースのゲームのようだ。
 少しパパがいじってみて、やり方を二人に教えようとしていたが、パパも子どもたちもテレビゲーム機なんて扱い馴れていないのでどのキーを押せば上手く動くものやらさっぱり判らないらしい。
 そのうちに左のゲーム機も空いたのでそちらに移動した。左はカエルの冒険ゲームのようで、カーレースよりは判りやすかったようだ。しばらく二人で遊んでいた。そのうちに別の男の子が来て興味深げに隣からのぞいていたので、ちょっと二人をこづいて三人で遊ばせた。





 午後8時55分、いよいよ搭乗案内が入ったのでプレイルームを出てゲートに移動する。
 空港に着いたとき軽く食事を食べさせたけど、カナもレナも普段ならそろそろベッドに入る時刻だ。
 「眠いよ」とレナ。
 うん、あともう少し。
 搭乗して座席に着いたら眠れるから。

 8時ちょうど。
 搭乗が開始される。
 座席について手荷物を上に上げて、いよいよオーストラリアへの旅が始まる・・・。



1-11何故かいつもレネー・ゼルウィガーへ続く


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