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ケアンズの南を目指せ **ビーチ&ファームステイ**

17.鶏の卵集め体験




 シンディがやってきて、鶏の囲いを開けてくれた。逃げた一羽は子供たちが追い回し、柵の中に追い込んだ。
 鶏の餌台は柵の中の小屋の中にあり、下の部分は植木鉢の受け皿みたいなもの、上の部分は長い筒になっていて、餌を筒の中に入れてちょっと筒を持ち上げてやると適量が皿に落ちるようになっている。
 シンディが見本を見せて、カナにやってみるよう即した。
 チュークのディナーよとシンディが言う。
 鶏たちがやってきて餌をつつき始めた。
 その隙に、卵を集める。
 雌鳥が卵を産む場所は決まっているらしい。ちゃんと一羽がゆうゆう入れるサイズの箱がある。
 シンディがカナとレナを順番に抱っこして、その中から卵を取るよう教えてくれた。
 こちらからは見えないが、抱っこされている子供たちには中に卵があるのが見えるようだ。恐る恐る藁の中に手を入れて探っている。
 ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ・・・。
 五つの卵が産み落とされていた。
 大きめの白い卵が二つ、小さめの茶色い卵が三つ。 


アイカンダ・ファームの鶏たちは放し飼いでみんな元気いっぱい

鶏の柵の中にはネーブルオレンジとレモンの木


 鶏たちが走り回っている柵の中には、二本のフルーツの木が植わっている。
 どちらもたわわに実が生っていて、ひとつはネーブルオレンジの木、もうひとつはレモンの木だとシンディが教えてくれた。
 フルーツの木の下で鶏を飼うと肥料がいらない。なるほどね。一石二鳥。
 シンディはかがんでよく熟していそうなオレンジを五つとレモンを二つもいでくれた。そしてそれを卵を入れたバケツに一緒にしまい、朝食に食べるといいわと渡してくれた。


シンディが新鮮なオレンジとレモンをもいでくれた

オレンジとレモンというとマザーグースのうたを思い出す
オレンジにレモン、セントクレメントの鐘は言う♪




2-18.動物たちのディナー


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