ポートダグラス楽園日誌2004 7-10


10.コアラは見なくていいの?

 再び木道に乗ってさらに歩くと、カソワリーに負けないくらい派手な鳥がいた。
 水辺に巣を作って、子育ての真っ最中。
 ちょうど上から見下ろすようになっているので、巣の中の子供たちも丸見えだ。
 足とくちばしの長い水鳥で、頭から首にかけて青くぎらぎらと光っている。
 子供たちは二羽いて、小枝を集めた巣の中で、お母さん鳥の足下にいる。
 何が凄いといって、この親子、縮尺を間違えているんじゃないかと思うほどでかいのだ。エミュー、カソワリーほどではないが、親は身長1メーター20センチ。なんとうちの6歳の長女より背が高い。
 この鳥の名前はBlack-necked Stork。


Black-necked Storkが子育て中。とにかく親子して笑ってしまうほど大きい。首の色がブラックというけれど、実際は青っぽい玉虫色でこれまた目立つ。


 そろそろ子供たちが出たいと言い出した。
 理由は判っている。
 レインフォレスト・ハビタットの入り口にある売店で、入るときにロリキートのぬいぐるみを見つけたからだ。
 あれがほしくて仕方ないのだ。
 パパ、お願い。
 娘たちのお願いに弱いパパは、揺らすと本物そっくりに鳴くレインボーロリキートのぬいぐるみを、カナとレナそれぞれに買ってくれた。
 いいけど・・・あなたたち、コアラは見なくていいの?

 どうもうちの娘たちは、コアラよりレインボーロリキートらしい。






7-11.ポートダグラスのルックアウトへ続く


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