ポートダグラス楽園日誌2004 6-11


11.ミコマスケイ上陸

 白いシャトルで白い珊瑚礁の島へ。
 シャトルの足下がちょっとびしゃびしゃで、濡れたくないレナは嫌がる。
 Kさんから、クルーズ中は滑らないように裸足が一番と聞いて、サンダルは船室に置いてきてある。もう今日は一日裸足で過ごす覚悟だ。

 凄い空の青さ、海の青さ。
 浅くなっているところはセルリアンブルー、深いところはネイビー、珊瑚のあるところは黒っぽく見える。
 島に近づくと、耳を塞ぎたくなるような喧しい鳥たちの鳴き声。
 強い風の音とそれ以上に鳥たちは騒がしい。
 目の前の白い砂浜は、自由に歩き回って良いが、その先はロープが張られており立入禁止だ。
 海鳥の繁殖地になっているためで、許可無く立ち入ると罰金を払わなくてはならない。
 でもここで十分。ロープの側まで行って島の反対側をのぞき込めば、いるいる、びっしりと等間隔に並んだアジサシたちが。
 ほとんどの鳥たちが、白と黒、または黒っぽいアジサシの仲間だ。
 たまにカモメもいる。アジサシの卵を狙っているのだという。

 島は風がとても強い。前屈みになって歩く感じだ。
 面白いのは鳥も風に飛ばされることで、必死で飛んでいるのだが、風に逆らっているので全然前に進んでいないように見える鳥もいる。
 カナとレナは砂遊びを始めた。
 貝や珊瑚のかけらも探そう。
 近くでは小学生ぐらいの男の子がパパとせっせと砂を掘っていた。
 帰る頃にはそれは、ちょっとしたお風呂ぐらいのサイズになっていた。


ミコマスケイの絵を描こうとしたら、青と白があればただそれだけでいい・・・




6-12.海鳥と珊瑚礁の島へ続く


ポートダグラス楽園日誌2004 目次 | ケアンズぷらす HOME