ポートダグラス楽園日誌2004 6-4


4.さあグレートバリアリーフへ向けて出航だ

 船内のレセプションで受け付け。
 すぐ前に並んでいた日本人グループも、同じトラベルターザンのバウチャーを手にしていた。
 日本人比率、全体の1/3から1/4ぐらいか。
 小学校高学年ぐらいの子供は何人かいるが、最年少はレナのようだ。
 先にウポルケイ行きが出航した。甲板で強面のパパに抱っこされた小さい男の子が照れながら手を振ってくれる。カナとレナも手を振った。
 お茶とクッキーが振る舞われるが、揺れるからお茶は出航前に飲んでしまわなければならない。


オーシャンスピリットI号のレセプション

パパが子供たちに、安全を守るためにクルーズ中に決してしてはいけないことと、その理由を説明する

ウポルケイ行きのオーシャンスピリットII号から、坊やが手を振ってくれた


 そろそろ出航だ。
 船が港を出る。
 最初は滑るように、そしてすぐにぐいんぐいんと揺れ始める。
 
 クルーズには危険も伴うため、理解できる言語で事前説明を聞く必要がある。
 甲板でイングリッシュの、船室で日本語の説明が行われた。
 この船のクルーで日本語を解するのは、ダイバーらしく日焼けした日本人女性Kさんと、ひょろりとしたオージーのUさんの二人だけだと言う。何かあったら私に相談して下さいねとKさんは頼もしい。

 ミコマスケイは国定公園なので、とって良いのは写真だけ、残して良いのは足跡だけ、と言われる。貝や砂の持ち帰りも、魚の餌付けも禁止だ。
 ケアンズから北東40キロ。
 野鳥保護区に指定されているこの島は、多いときで3万羽近い海鳥が生息しているという。
 ケイと呼ばれるのは純珊瑚礁の島で、ミコマスケイも珊瑚のかけらが潮で積もり出来上がった小さな島の一つだ。だから島の砂は、ポートダグラスやパームコープのような茶色ではなく、白い(正確には薄いベージュ)。


ぎらぎらする日差しを浴びて、帆船カタマランはセーリングを始めた


鳥が大好きなカナは、船内で海鳥の説明書をもらい真剣に見ている




6-5.船酔いパパのグレートバリアリーフ戦歴へ続く


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