ポートダグラス楽園日誌2004 4-3


3.ミッチェル湖の馬

 蟻塚も見飽きた頃、右手に青い大きな湖が見えてくる。
 ミッチェル湖だ。
 広い平坦な湿原地帯といった感じで、あちらこちら浅瀬があるので陸地と湖の境界線がはっきりしない。
 こんなに綺麗な景色なのに、人っ子一人いない。
 湖を見ながら更に少し進むとびっくりするようなものが見えてきた。
 湖の中に馬がいる。

 それも一頭じゃない。栗毛色の馬たちが湖に棲む白い水鳥たちに混じって何頭も何頭も湖の中にいる。
 腹の辺りから、深いところにいる馬は胸元まで水にすっぽりつかって、あの馬たちはいったい何をしているのだろう。
 こうべを垂れて、何か無心にはんでいるようにも見える。

 この景色を珍しいと思ったのは私だけではないらしく、私たちの前を走っていた車からも金髪のお姉さんが降りてきて、夢中で写真を撮っていた。

 馬といえば草原にいるものとばかり思っていた。
 オーストラリアは湖で馬を飼うのか?
 この広い大陸にはびっくりすることばかり。


意外に知られていないミッチェル湖
綺麗な湖なのに
この馬たちは野生なんだろうか
それとも飼われているのだろうか
どうして水の中にいるのか
水の中で何をしているのか

誰か知りませんか?




4-4.マリーバは一年のうち300日がサンシャイン・ディへ続く


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